保存・修復の様子

旧静岡英和女学院宣教師館が登録有形文化財に登録されました。

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西草深の洋館「旧静岡英和女学院宣教師館」が平成28年2月25日登録有形文化財に登録されました。
建築から65 年以上経ち、建物が傷みその存続があやぶまれた「旧静岡英和女学院宣教師館」ですが、「西草深の洋館を守る会」のご尽力により、古い塩焼和瓦を活かしながら葺き替え工事も終了。内部の修復もおわりました。そして多くの皆様の協力・応援もあり平成28年2月25日付で国登録有形文化財となりました!私たちは「暮らしながら保存」をテーマにこの洋館に住み、その魅力を日々感じながらその保存維持にあたっております。皆様のご理解とご協力により、この館は息を吹き返し自立への道を模索しています。
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【登録有形文化財とは?】平成8年10月1日に施行された文化財保護法の一部を改正する法律によって,保存及び活用についての措置が特に必要とされる文化財建造物を,文部科学大臣が文化財登録原簿に登録する「文化財登録制度」が導入されました。こ の登録制度は,近年の国土開発や都市計画の進展,生活様式の変化等により,社会的評価を受けるまもなく消滅の危機に晒されている多種多様かつ大量の近代等 の文化財建造物を後世に幅広く継承していくために作られたものです。届出制と指導・助言等を基本とする緩やかな保護措置を講じるもので,従来の指定制度 (重要なものを厳選し,許可制等の強い規制と手厚い保護を行うもの)を補完するものです。(文化庁ホームページより)