洋館の毎日

外壁側の引き戸修理

こんにちは。洋館マダムの榎戸です。
レンガの壁に沿う大きな木の引き戸。


下の部分が腐ってしまい、とうとう滑車が取れてしまいました。

ということで、修理。
素材をどうするかで、洋館を守る会の方々と検討。
同じような素材では、また腐ってしまう。
重すぎて動かすのが一苦労。
でも、雰囲気をなるべく損ねたくない。
建物にそぐわないものは使えない・・・。
それで、このようになりました。じゃーん。

なんとなく、洋館らしからぬ引き戸。そのわけは・・。
特に洋館の門扉の雰囲気はとても「洋館」とは言えないような
和の風情がしますね。

ヴォーリズ建築にはあることだそうで
洋館を建てた、昭和25年当時、西草深町は和風のお屋敷町。
浅間神社さんもすぐ近くということもあって、近隣に馴染む
デザインになったのだそうです。